
ビットコインはこの日、8万8000ドル台で推移。21日に8万2000ドルを割り込み、7カ月ぶりの安値をつけた後は回復基調にある。
まずオプション市場では、1週間プットオプションのプレミアムが11%から4.5%へ大幅に下落し、投資家が下落リスクよりも反発の可能性を意識していることが示された。
また、14日の相対力指数(RSI)は32となり、売られ過ぎ水準(30以下)に接近。ボラティリティ指標も4月の水準まで低下し、緩和を示すサインが出ているとブルームバーグは伝えた。
米国のビットコインETFでは、総資産1100億ドルのうち37億ドルが償還されたが、償還比率はわずか3%にとどまった。
ブラックロックのビットコインファンド(IBIT)の空売り残高も急減し、投資家が「売り」から「保有」へと姿勢を変えつつあるという。
BTCマーケットのレイチェル・ルーカス氏は、短期的な底値を8万ドル、反発の主な抵抗線を9万〜9万5000ドルと見ていると報じられている。
一方で、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に行う利上げ判断を前に、慎重姿勢を続けるとの指摘もある。
オービットマーケットのアナリストは「ビットコインが10万ドルを超えた時にポジションを整理した長期投資家は、現在の価格帯は売るには低すぎると判断し、再び保有に転じている。新たに買いを入れたい投資家は、8万5000ドルを割り込む場面を待つ可能性がある」と述べた。
2025/11/26 10:40
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