先月発表された米国の消費者物価指数(CPI)を受け、インフレ緩和への期待が高まり、ビットコイン(BTC)が11万5000ドルを回復した。

27日午前9時57分(現地時間)、コインマーケットキャップによると、ビットコインは前日同時刻比2.95%高の11万5054ドル(約1759万円)を記録した。

ビットコインの上昇は、インフレ緩和への期待が背景と見られる。インフレが緩和すれば、米国の基準金利引き下げの可能性が高まり、リスク資産への投資心理が強まるためだ。

米労働省は24日(現地時間)、先月のCPIが前年比3.0%上昇したと発表。これはダウ・ジョーンズが集計した市場予想値を0.1ポイント下回る数値だった。変動の大きい食品・エネルギーを除くコアCPIも同期間に3.0%上昇し、市場予想を下回った。

暗号資産アナリストのアクセル・アドラー・ジュニア氏は「ビットコインの売り圧力が鈍化している」と指摘。「トレーダーが最近のビットコイン下落を買い場と見て積極的に購入している」と説明し、「市場のネガティブな雰囲気もかなり緩和された」と付け加えた。

また、ビットコイン現物上場投資信託(ETF)は2営業日連続で純流入を記録。24日(現地時間)、全世界のビットコイン現物ETFには総額9060万ドルの資金が流入した。
2025/10/27 12:47
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