
米経済ポータルサイトYahoo!ファイナンスは15日(現地時間)、暗号資産専門家でマクロ経済学者でもあるルーク・グロメン氏が、2026年にビットコインが4万ドルまで下落すると予測していると報じた。
グロメン氏は、金価格が上昇基調にある一方で、「オンラインの金」と呼ばれてきたビットコインは依然としてその価値を十分に証明できていないと指摘。さらに、量子コンピューターの急速な進化が暗号資産エコシステムにとって脅威になりつつあるとして、来年にかけてビットコインが大幅に下落する可能性があるとの見方を示した。
この予測は、これまでに示されたビットコインの下落シナリオの中でも最も強気(弱気)な見通しの一つとされている。
先立って暗号資産専門メディアのコインテレグラフは、日本銀行の利上げが世界的な流動性を大きく縮小させる可能性があるとして、ビットコインが7万ドルまで急落する恐れがあると報じていた。
同メディアは、調査会社アンドリューBTCの分析を引用。2024年以降に日本銀行が利上げを実施した場合、ビットコイン価格は約20%下落する可能性があると伝えている。
アンドリューBTCは、過去の事例を踏まえると、今月19日に日本銀行が金利を引き上げた場合、ビットコインは20%程度下落し、7万ドル前後まで下落すると予測した。
グロメン氏の見通しは、これらの予測を大きく上回る下落シナリオとなる。
一方、16日午前9時45分時点で、ビットコインは暗号資産価格サイトCoinMarketCapにおいて、24時間前比2.46%安の8万6064ドル(約1333万円)で取引されている。数時間前には、一時8万5000ドル台まで下落する場面も見られた。
2025/12/16 10:53
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