セリエAのユベントス、テザーの「買収提案」を正式に拒否···「価値を売ることはできない」
セリエAのユベントス、テザーの「買収提案」を正式に拒否···「価値を売ることはできない」
ユベントスの筆頭株主であるエクソールがテザーによる全面買収の提案を一蹴して、「価値は売らない」という立場を明確にした。

「コインテレグラフ」によると14日(現地時間)、イタリアプロサッカー名門クラブのユベントス·フットボールクラブ(Juventus Football Club)を買収するというステーブルコイン発行会社テザー(Tether)の提案がクラブのオーナーによって正式に断られた。

テザーは12日、声明を通じて「ユベントスサッカークラブを買収するために全額現金方式の提案を提出した」と明らかにした。テザーはユベントスを100年以上所有してきたアニェッリ家の持株会社エクソール(Exor)が保有しているユベントスの持分65.4%に対して、全額現金方式の拘束力のある買収提案を提出し、「もし、エクソールがこれに同意する場合、同じ価格で残余株式に対しても公開買収を進める」と明らかにした。

これに対して、エクソール側は「テザーが提出したユベントスの持分全量買収提案を理事会が満場一致で拒否した」と明らかにした。 エクソールは「エルサルバドルに基盤を置いたテザーを含めて、いかなる第3者にもユベントスの持分を売却する意思がない」という従来の立場を再確認した。

「ロイター通信」によると、テザーは1株当たり2.66ユーロ(約3.12ドル、約484円)を提示しており、これはユベントスの企業価値を約10億ユーロ(約11億7000万ドル、約1813億円)と評価したものだ。ユベントスは12日金曜日の終値基準で1株当たり2.19ユーロ(約2.57ドル、約398円)で取引を終え、時価総額は約9億4449万ユーロ(約11億ドル、約1705億円)の水準となっている。

エクソールの最高経営責任者ジョン·エルカン(John Elkann)氏は、クラブ公式ウェブサイトに掲示された映像で、「ユベントスは102年間、私たちの家族の一部だった」とし「ユベントスと私たちの歴史、そして、私たちの価値は売り物として出ていない」と強調した。
2025/12/15 18:40
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