シルクロード創業者、個人コレクションがオークションに出品…「180万ドル」以上のビットコインで落札

シルクロードの創業者、ロス・ウルブリヒト（Ross Ulbricht）の個人コレクションがオークションにかけられ、180万ドル以上のビットコインで落札された。この歴史的な取引は、暗号資産に関心を持つコレクターたちの熱い競争を引き起こした。

今年、ドナルド・トランプ大統領に赦免されたウルブリヒトは、ビットコイン専用マーケットプレイスである「Scarce City」を通じ、様々なコレクションを公開した。

このコレクションには、2013年に逮捕される前に使用した寝袋、バックパック、ドラムなどの個人的な持ち物から、収監中に制作した絵画、鍵、ノート、衣類などの刑務所関連の記念品まで含まれている。

ウルブリヒトはオークションページに「刑務所があったアリゾナを去った今、旅に出る時がきた。だから、持ち物を減らして新しいスタートを切りたい。これ以上、この物品は必要なく、誰かがこれを気に入ってくれると信じている」と書いている。

最も注目されたアイテムの一つであるウルブリヒトの刑務所の身分証明書は11 BTC（約110万ドル）で落札された。ウルブリヒトは「警備員が写真を撮るときに笑うのを止めろと言ったが、私の中から湧き出る喜びのために笑った」と語った。

ウルブリヒトと仲間の囚人「Omega」と一緒に描いたコラボレーション作品も1.01 BTCで落札され、大きな関心を集めた。ウルブリヒトはこの絵について、「それを通過すると、より良い何かが待っているような気がした」と語った。

一方、オークションに参加するために入札者は入札額の1％を担保として預けなければならず、最後の入札時には公正な競争のためにカウントダウンタイマーがリセットされた。最終決済は6月2日までに完了しなければならず、ビットコイン決済を優先的に受け付けたが、少額のペイパル決済も許可された。