世界最大の資産運用会社ブラックロックのビットコイン上場投資信託(ETF)から大量の資金が流出するなど、相次ぐ悪材料を受けて暗号資産(仮想通貨)が一斉に急落している。

この日だけでブラックロックのビットコインETFからは5億2300万ドルが流出し、1日の純流出額としては過去最大規模となった。機関投資家が暗号資産から資金を引き揚げていることが背景にあるとみられる。

さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)が12月に利下げを実施しないのではないかとの懸念も、暗号資産市場の下落を加速させた。

同日公開された前回のFOMC議事録では、FRB幹部らが利下げ方針をめぐり深刻な意見対立を抱えていることが判明。これにより、市場の「12月利下げ期待」は後退しつつある。

20日午前5時時点で、グローバル相場情報サイト「コインマーケットキャップ」によると、ビットコインは24時間で4.95%下落し8万8667ドル(約1394万円)を記録。4月以来の安値水準となった。

主要アルトコインも大きく下落し、イーサリアムは8.73%安の2872ドル、リップルは8.88%安の2.03ドル、バイナンスコインは6.51%安の875ドル、ソラナは7.33%安の131ドルをそれぞれ記録した。
2025/11/20 13:47
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