
ステーブルコイン発行会社テザーは、イタリア工科大学(IIT)の研究スピンオフ企業「ジェネレーティブ・バイオニクス(Generative Bionics)」が実施した総額8100万ドル規模の投資ラウンドに参加した。同社は「物理的AI」を基盤とした、実際の工場で稼働可能な高度ヒューマノイドロボットの開発を進めている。
今回のラウンドはCDPベンチャーキャピタルのAIファンドが主導し、テザーのほかAMDベンチャーズ、デュフェルコ(Duferco)、エニ・ネクスト(Eni Next)、RoboITなどが参加。総額7000万ユーロ(約8100万ドル)が調達された。
テザーは8日の声明で、「今回の投資は、産業現場で活用可能なヒューマノイドロボットの性能向上を支援し、人間中心のインタラクションを可能にする技術発展を後押しするもの」と説明。さらに「物理的AIシステムやエッジAIソリューションの開発を加速し、生産施設の構築や産業検証プロセスにもスピードをもたらす」と述べた。
ジェネレーティブ・バイオニクスは、人間に近い動作と適応性を備えたプラットフォームの構築を目指し、工場の生産ラインなど実際の産業現場で活用できるヒューマノイドロボットの開発に注力している。
2025/12/10 10:21
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