
8日午前10時55分時点、コインマーケットキャップによると、ビットコイン価格は前日同時刻比1.91%高の9万1089ドル(約1411万円)を記録した。
ただし、市場が期待する「サンタラリー(クリスマス前後に価格が上昇しやすい現象)」が本格化するには、重要な抵抗線とされる9万2000ドルを突破する必要があるとの見方が強い。
市場では、先月急落したビットコインが“底打ち”し、回復局面に入ったとの分析が増えている。
米大手暗号資産取引所コインベースは今月5日(現地時間)に発表したレポートで、12月の暗号資産市場が回復段階に入ったと指摘。「FRBの利下げ期待が高まり流動性が改善したほか、長期保有者(HODLer)の売り圧力が大幅に低下し、ビットコインの供給負担が軽減した」と説明した。さらに「市場環境が好転しており、リスク資産を選好する資金が暗号資産市場に戻る可能性がある」と付け加えた。
リサーチ企業K33も「現在のビットコイン価格は底値圏に近く、12月が転換点になる可能性がある」と分析。
「ETFの資金流出や先物取引の縮小などで売り圧力が続いていたが、今後は構造的に上昇基調へ転じるだろう」との見通しを示した。
2025/12/08 12:20
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