ドナルド・トランプ米大統領が指名したマイケル・セリグ(Michael Selig)氏が上院農業委員会の審査を通過し、CFTC(米商品先物取引委員会)議長就任に一歩前進した。

20日(現地時間)、コインテレグラフは、CFTC次期委員長に指名されたセリグ氏が上院農業委員会の手続きを終え、本会議での採決を待つ段階に入ったと報じた。これにより、現在職務代行を務めるキャロライン・ファム氏が機関を離れる可能性がさらに高まったとの見方も出ている。

上院農業委員会の共和党指導部は、「前日の公聴会を経て、委員会としてセリグ候補の指名案件を処理した」と発表。採決は党派色の強い展開となり、民主党議員は全員がセリグ氏への反対票を投じたという。

セリグ氏は公聴会で、分散型金融(DeFi)やデジタル資産政策の方向性、利益相反の懸念、連邦機関内のリーダーシップ空白などについて質問を受け、これに応じた。また、コインベースの最高法務責任者ポール・グレウォル氏は、現在議会で審議中のデジタル資産市場構造法案をセリグ氏が支持してきた点を強調し、承認を公に後押しした。

今回の指名は、ブライアン・クインテンツ氏の辞退後、米大統領が2人目として提示したCFTC議長候補で、セリグ氏が就任するためには上院議員50人以上の賛成が必要となる。
2025/11/21 10:30
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