
現在CFTCは、2025年4月から臨時委員長に在任中のキャロライン·ファーム(Caroline Pham)氏の指導のもとで運営されている。同氏は2022年にジョー·バイデン(Joe Biden)大統領によって指名され、上院の満場一致で承認を受けた。
トランプ政権は当初、元CFTCの委員でありオンラインベッティングプラットフォームであるカルシ(Kalshi)の理事会に参加したブライアン·クインテンズ(Brian Quintenz)氏を委員長候補に選択したが、同氏が「仮想通貨親和派ではない」というウィンクルボス兄弟(Cameron & Tyler Winklevoss)の反対意見により9月に指名を撤回した。
このため、新しい候補に選ばれたセリック氏は、過去CFTCと米証券取引委員会(SEC)で勤めた経験をもとに、仮想通貨政策を最優先課題にすると公言した。
セリック氏はジョージワシントン大学ロースクールを卒業した後、2014~2015年に当時CFTC委員だったJ.クリストファー·ジャンカルロ(J. Christopher Giancarlo)氏の補佐官として公職生活を始めた。その後、キャドワレイダー(Cadwalader、Wickersham&Taft)とパーキンス·コイ(Perkins Coie)で勤務して弁護士として活動し、2022年4月にはウィルキーファー& ギャラガー(Wilkie Farr&Gallagher)に合流し、2024年1月にパートナーに昇進した。
2025年3月にはSECの仮想通貨タスクフォース首席法律顧問兼委員長選任諮問役に任命された。
セリック氏は自身のXのアカウントを通じて今回の指名を公式確認し、「米国金融市場の偉大な黄金時代と新しい富の機会が私たちの前にある」とし「大統領が米国を『世界仮想通貨首都』に作り上げるのに寄与する」と明らかにした。
2025/10/31 19:07
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