クラーケン、1億ドルでスモール・エクスチェンジを買収...米デリバティブ取引プラットフォームの発足を目標

仮想通貨取引所クラーケン(Kraken)は、米国CFTC規制下の指定契約市場(DCM)運営会社のスモール・エクスチェンジ(Small Exchange)をIGグループから1億ドル(約150億円)で買収した。

「ザ・ブロック」によると16日(現地時間)、クラーケンは15日の発表を通じて、「今回の買収を基盤にクラーケンは完全な米国基盤のデリバティブ取引プラットフォームを構築する計画」と明らかにした。

クラーケン共同CEOのアルジュン・セティ(Arjun Sethi)氏は、「今回の措置は現物、先物、マージン商品を単一の規制された流動性システムの中で連結する段階だ。今、CFTCの監督下で、クラーケンは世界最大の取引所と同じ基準を満たす環境で清算、リスク管理、マッチング機能を統合することができる」と述べた。

今回の取引は、ことし初めにクラーケンが米国におけるデリバティブ市場拡張のために進めたニンジャトレーダー(NinjaTrader)買収など戦略的な動きにつながったものだ。

米国の仮想通貨デリバティブ市場は最近1年間、機関参加の増加と規制商品の拡大に支えられ、顕著に成長した。CMEグループの資料によると、米国主導のデリバティブ市場における仮想通貨の1日平均取引量は、昨年同期比の第2四半期基準で136%増加した19万件の契約を記録した。