米中貿易摩擦への懸念が再燃し、ビットコイン(BTC)は11万2000ドル台まで下落した。市場関係者は、調整局面に入ったビットコインが反発するには11万7500ドルを突破する必要があると分析しており、強気相場再開の可能性に関心が集まっている。

15日午前9時49分現在、コインマーケットキャップによると、ビットコインは前日同時刻比1.77%安の11万2989ドル(約1707万円)で推移。前日は11万5000ドル台で取引されていたが、この日は午前に一時11万2000ドルまで下落し、弱含みを見せた。

背景には、米中貿易摩擦への警戒感からリスク資産回避の動きが強まったことがある。トランプ米大統領は14日(現地時間)、中国による米国産大豆輸入停止に対し報復措置を検討中と表明し、食用油を含む他の貿易品目でも断絶を検討していることが明らかになった。

これに伴い、主要暗号資産も軒並み下落。イーサリアム(ETH)とバイナンスコイン(BNB)はそれぞれ前日比2.83%、7.54%、XRPとソラナ(SOL)も4.05%、2.78%の下落を記録した。

暗号資産専門メディアのコインテレグラフは、「当面は10万~11万ドル台で横ばいが続く見通し。10万1500ドルで底固めが進む可能性がある」と分析。「強気相場が続くにはビットコインが11万7500ドルを突破する必要がある」と指摘した。
2025/10/15 12:53
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