米中貿易摩擦が再燃、暗号資産が一斉下落…バイナンスコインは8％急落

米中貿易摩擦の再燃を受け、暗号資産（仮想通貨）市場が再び下落局面に入った。特にリップル（XRP）とバイナンスコイン（BNB）は5％近く急落し、主要銘柄の中で最大の下落率を示している。

15日午前9時45分現在、コインマーケットキャップによると、ビットコイン（BTC）は前日同時刻比1.97％安の11万2993ドル（約1710万円）を記録。主要暗号資産はいずれも軒並み下落している。

イーサリアム（ETH）は3.46％安の4105ドル、リップルは4.55％安の2.49ドル、ソラナ（SOL）は4.07％安の202ドル、そしてバイナンスコインは8.40％急落し1203ドルとなった。

こうした動きは、米国株式市場の調整と連動しているとみられる。この日のニューヨーク市場では、S&P500が0.16％、ナスダックが0.76％それぞれ下落。一方、ダウ平均は0.44％上昇した。

背景には、トランプ米大統領が中国による米国産大豆の輸入停止を「敵対的行為」と非難するなど、米中間の貿易摩擦が再び表面化していることがあるとみられる。