現在破産した暗号資産取引所「ビットフォレックス(BitForex)」の元CEO、ギャレット・ジン(Garrett Jin)氏が、匿名のオンチェーン分析家による市場操作および空売り疑惑を全面的に否定した。

ジン氏は13日(現地時間)、Xで「トランプ家とは一切関係がない」とコメント。
さらに、自身がビットコイン空売りに使われたウォレットの所有者だとする暗号資産アナリスト「アイ(Eye)」の主張や、インサイダー取引疑惑についても全面的に否定した。

問題となったウォレットは、10日(現地時間)にトランプ大統領が「中国に100%の関税を課す」と発表する約1時間前に空売りポジションを開設。この動きがビットコイン急落の主要因の一つになったと指摘されている。

アナリストのアイは11日、Xでジン氏が10万BTC以上を保有する「ハイパーリキッド・クジラ」だと主張。
これに対しジン氏は、「当該ウォレットは個人のものではなく顧客の資産だ」と反論し、「元バイナンス(Binance)CEOのチャンペン・ジャオ(Changpeng Zhao)が、アイの投稿をフォロワー1000万人にリツイートしたことは無責任であり、個人情報の拡散だ」と批判した。

ジン氏との直接的な関連は確認されていないが、該当ウォレットアドレスは約7億3500万ドル規模のビットコイン空売り取引に使用されたことが判明している。トランプ大統領の発表直後、ビットコイン価格は一時約10万2000ドルまで急落。その後、大統領はSNSで「中国について過剰に心配しないでほしい」と述べ、発言のトーンをやや緩和した。
2025/10/14 11:53
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