
SBIは24日の発表で「チェーンリンクとのパートナーシップは、日本とアジア・太平洋(APAC)地域の金融機関向けの主要な活用事例に焦点を当てる」と述べ、「初期段階では日本市場を優先対象とする」と明かした。
両者は、オンチェーン債券などの実物資産(RWA)のクロスブロックチェーントークン化ツールや、ステーブルコイン準備金のオンチェーン検証など、多様な計画を検討中だ。
今回の提携は、22日に発表されたステーブルコイン発行会社サークル、リップルラボ、ウェブ3インフラ企業スターテイルとの提携に続き、SBIグループの4日連続4件目の暗号資産パートナーシップとなる。
SBIは、チェーンリンクの代表的なブロックチェーン相互運用プロトコルを活用し、RWAトークン化、為替取引、国境を越えた取引支援など、多様なケースを実装する計画だと明らかにした。
チェーンリンクの共同創業者セルゲイ・ナザロフ(Sergey Nazarov)は「大規模な商用化段階に進むことができ嬉しく思う」と述べ、これまでSBIと共にステーブルコイン決済や先端ファンドのトークン化事例を構築してきたと強調した。
また、両社はチェーンリンクのデータフィードを活用し、トークン化ファンドの純資産価値(NAV)データをオンチェーンに取得する作業にも協力する予定だ。
2025/08/26 11:50
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