カタール国立銀行(QNB)とDMZファイナンスが共同設立した「QCDマネーマーケットファンド(QCDT)」がドバイ金融監督庁(DFSA)から公式認可を受け、ドバイ国際金融センター(DIFC)で運用される予定だ。

DMZファイナンスは7日(現地時間)に発表した声明でこのように明らかにし、「QCDTはドバイでDFSAの承認を受けた最初のトークン化マネーマーケットファンド」と伝えた。

今回のファンドは、デジタル資産と実物資産をつなぐ革新的なモデルで、中東地域で実物資産トークン化(RWA)を加速する重要な事例として注目されている。

DMZファイナンスはファンドの共同発行会社として専門的なトークン化技術インフラを提供し、QNBはファンドの企画と運用を統括する。

ファンドは機関投資家を対象に設計され、銀行はQCDTを担保資産として活用することができ、中央化取引所はこれをマッピングされた担保(collateral)として活用することができる。また、QCDTはステーブルコインの準備金やWeb3決済システムの基礎資産としても使用することができる。

QNBシンガポールのCEOであるSilas Leeは、「QCDTは単にDFSAの承認を受けた最初のトークン化ファンドであるだけでなく、QNBがデジタル資産に移行するための重要なマイルストーンである」と述べ、「中東が世界的な金融革新のハブとして浮上している中、QCDTの成功的な立ち上げにより、QNBは地域の金融エコシステムにおけるリーダーシップをさらに強化することになった」と強調した。
2025/07/08 16:18
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