開幕の辞を述べるトークンポストのキム・ジホ代表(写真:wowKorea)
開幕の辞を述べるトークンポストのキム・ジホ代表(写真:wowKorea)
Web3.0実戦投資カンファレンスである「IX0 シーズン3」がソウル市サムソン(三成)洞に位置する繊維センターで開幕した。実運用と収益性を立証したプロジェクトを中心に投資戦略と市場インサイトを共有する場となる。

ことしのスローガンは「ビジネスの証明(Proof of Business)」で、実運用と収益性、ユーザー基盤を立証したプロジェクトを中心とした実戦型Web3.0カンファレンスで進められ、ブロックチェーンメディアであるトークンポストとコインリーダーが共同主催した。

トークンポストのキム・ジホ代表は開会式で「ことしは国内デジタル資産投資家が1000万人を超えた。今やWeb3.0は少数の技術コミュニティーを越えて一般投資家の日常と実質的に連結した市場に進入している」というオープニングメッセージで行事の開始を知らせた。

続けて「今シーズン3のテーマは『Proof of Business-ビジネスの証明』であり、単純な白書や技術実演ではなく実際のユーザー確保と収益モデル、事業実行力を立証したプロジェクトと生態系に集中的なスポットを当てる場だ。正解ではなく実際の経験が中心になる『実戦投資家』の時間になるだろう」と強調した。

また「今回の行事を通じてWeb3.0の未来は技術より信頼とデータの上で構築される生態系であることを共に体感し、共有されるインサイトが2025年デジタル資産市場の方向性を作っていく小さな証拠になることを願う」と述べた。

最近「デジタル資産基本法」を発議した共に民主党のミン・ビョンドク国会議員は祝辞でデジタル資産市場の成長と制度的基盤づくりの重要性を強調し、グローバル競争の中で韓国が主導的位置を確保しなければならないと述べた。

また、ミン議員は「デジタル資産という用語がより正確だ。暗号通貨や仮想資産という表現より“デジタル上で実在する資産”という認識が必要だ」と強調した。

続けて「デジタル資産はこれ以上実験ではなく、スマート契約、DeFi、NFT、ステーブルコインにつながる巨大な生態系に成長した。今は投機か技術かという論争よりは実行力のあるリーダーが率いる現実的な市場という点を認識しなければならない」と訴えた。

産業成長の展望について「韓国の優秀なプラットフォームと技術、投資家が共にデジタル資産市場を新しい成長エンジンにするだろう」とし、「特にウォン建てステーブルコインを通じて金融主権を確保し、新成長モデルを構築することができる」と期待感を示した。

加えて「国会でデジタル金融革新がへし折られないように、グローバルに伸びていけるよう法と制度でしっかりとした道を作っていく」と強調した。

続いてデジタル資産革新法案推進をはじめとして政策方向を提示してきた韓国フィンテック産業協会(KorFin)イ・グンジュ会長の祝辞で「今からでもきちんとした政策と制度が後押しされれば国内ブロックチェーン産業が再び先導的位置に戻ることができる」と強く述べた。

初日、経済YouTubeチャンネル「チョン・イング経済研究所」のチョン・イング氏が「金利とコインの未来」をテーマに基調講演を始め、投資の実戦戦略と市場展望にスポットを当てた多様なセッションが繰り広げられる。

今回のIX0は、従来のICO、IEO、IDO方式から進んで、Web3.0により親和的でコミュニティー中心的なファンドレイジングモデルを提示する。昨年の初めての行事では1000人余りが参加し、シーズン2でも実戦中心のプロジェクトとコミュニティー交流を拡張してきた

イベントは発表の他にプロジェクトブース、ネットワーキングラウンジなど体験型B2Cロードショー形式で行われた。コミュニティーと個人投資家が検証されたWeb3.0プロジェクトに直接触れ、実効性のあるインサイトを得られるように構成された。
2025/06/25 15:16
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