専門家「機関投資家がETHの価値を誤解している...深刻に低く評価」
専門家「機関投資家がETHの価値を誤解している...深刻に低く評価」
イーサリアムの生態系を率いる技術専門家と業界関係者が新しい報告書を通じて、イーサリアム(ETH)が「深刻に低く評価されている」と主張し、機関投資家を対象にこの資産の価値を説得し始めた。

「ザ・ブロック」によると12日(現地時間)、イーサリアムのシンクタンク「Etherealize」の共同設立者であるヴィヴェク・ラマン(Vivek Raman)氏を含む計21人の専門家は、「ETHに対する強気のシナリオ(Bull Case for ETH)」報告書を発表した。

この報告書はETHの構造的な強みとともに既存資産との比較を通じて長期的な価値上昇の可能性を強調し、イーサリアムが単純な「技術株」として分類されてきた既存評価方式はこの資産の本当の価値を看過すると主張した。

同氏は「デジタル資産は完全に新しい資産群であり、ブロックチェーンは新しい技術」とし「既存の価値評価の枠組みを無条件に適用するよりは、原油、債券、グローバル通貨供給量(M2)などのような全世界の基軸資産と比較すべきだ」と述べた。同氏は「採択が本格化すれば、イーサリアムの影響力はインターネットよりさらに大きくなる可能性がある」と付け加えた。

報告書はETHが長期的に1トークン当たり74万ドル(約1億円)の価値を持つことができると主張した。これはイーサリアムを「デジタルオイル(digital oil)」と見なし、ビットコインが「デジタルゴールド(digital gold)」という見方と並行して展開された主張だ。

報告書をまとめた専門家は、特にイーサリアムが実質的な製品-市場適合性を備えたブロックチェーン活動の大部分を占めていると強調した。ステーブルコインおよび実物資産のトークン化のような実際の応用分野で80%以上の資産がイーサリアムで発行されており、世界的な資産運用会社とインフラ提供者がこれを採択している点も浮き彫りになった。

また、ETHは単なるトークンではなく、オンチェーン経済の担保資産かつ計算燃料であり、収益を生み出す金融インフラと定義される。実際にETHはステーキング、焼却、活用、保有など様々な方法で使用され、現在イーサリアムは約7670億ドル(約110兆円)規模の資産を保護している。
2025/06/13 19:10
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