
「コインテレグラフ」は11日(現地時刻)、「アナリストらはビットコインに対するこのような大衆心理がむしろ短期上昇を制限する恐れがあると警告しており、イーサリアムは下落相場から回復して市場の注目を受けている」と報道した。
報道によると、オンチェーン分析企業Santimentのアナリスト、ブライアン・クインリヴァン(Brian Quinlivan)氏は10日、コインテレグラフに「ビットコインが近いうちに過去最高値を更新するだろうという期待感が高まっている」とし「市場価格は一般に小売投資家の期待とは反対に動く傾向がある」と説明した。
これは現在のような高い楽観論が実際の上昇を遅延させる可能性があることを示唆する。実際にビットコインは5月22日に過去最高値の11万1970ドル(約1623万円)を記録し、11日午後5時(日本時間)基準には10万9502ドル(約1588万円)台で取引されて、比較的安定した価格帯を維持している。
クインリヴァン氏は「繰り返される『近接の試み』の末に短期投資家らが失望して悲観的に反転する場合、むしろこのような失望が楽観論を中和させて強い上昇の踏み台になりうる」と付け加えた。
現在、「恐怖と貪欲指数(Crypto Fear & Gred Index)」は100点満点で72点となり、「貪欲」段階を示している。
仮想通貨デリバティブ・プラットフォーム・ドライブ(Derive)のリサーチ責任者であるショーン・ドーソン(Sean Dawson)氏は、「ビットコインは第3四半期に他の資産より低迷する可能性が高い」と見通した。
ビットコインの進まない流れとは異なり、イーサリアムに対する楽観論は上昇中だ。クインリヴァン氏は「市場が4月中旬から回復し始めた後、イーサリアムは遅れて追いつき始めた」とし「現在、さらに多くの投資家らがイーサリアムに注目している」と明らかにした。
イーサリアムは4月9日に1472ドル(約21万円)まで下落した後、現在は2793ドル(約40万円)まで回復した。クインリヴァン氏は「ビットコインの強気が収益再分配を誘導し、他の時価総額上位資産が上昇することができる環境を用意した」と分析した。
さらに、ドーソン氏は「北半球の夏季シーズンが始まりながら、多くの投資家らが休暇に入ることが予想され、これは取引量の減少および調整の可能性を高める」と付け加えた。特に、短期収益の実現が続く場合、市場は横ばいか急落する可能性もあるという分析だ。
2025/06/11 18:52
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