
SOL/ETH取引ペアは数ヶ月間続いた上昇ウェッジパターンから下方離脱した。このパターンは一般的に急激な下落の前兆と解釈され、今回の下落が続く場合、SOL/ETHは約0.038ETHまで押される可能性があるという展望が出る。これは、現在の水準から約40%下落した数値である。
短期的には、50週間の指数移動平均線(EMA)である0.0628 ETHが支持線として機能する可能性がある。しかし、この支持線が崩れると、下落が本格化すると思われる。逆に、反発が発生し、くさび下部のトレンドラインを回復したり、上部のトレンドラインを突破した場合、下落シナリオは無力化される可能性がある。
オンチェーン指標でもソラナの弱気シグナルが観測されている。代表的な指標は、ミームコインランチプラットフォームであるPump.funの手数料収益である。同プラットフォームは2024年末から2025年第1四半期まで高い手数料収益を記録し、ソラナのエコシステムの成長エンジンとして機能していたが、4月以降、日次収益が急減し、年間最低水準まで落ち込んだ。
特に、この期間、個人投資家が大挙してソラナネットワークに集まってミームコインを発行して取引したが、現在は投機性資金の離脱により、ネットワークの収益構造が揺らいでいるという分析だ。
グローバル投資銀行スタンダードチャータード(Standard Chartered)は先月27日、報告書で「ミームコイン中心の取引が続く場合、ソラナは長期的にイーサリアムに比べて遅れをとる可能性がある」と警告した。続けて「一方、イーサリアムはレイヤー2(L2)拡張を通じて手数料競争力を確保し、より深いインフラを基盤に実物適用が可能な生態系を構築中」と付け加えた。
暗号通貨チャートリストのアレックス・クレイ(Alex Clay)は、「イーサリアムがソラナを上回る区間がすでに始まっている」とし、「上昇くさびパターンの崩壊が短期調整ではなく、中長期的な下落シグナルである可能性がある」と分析した。
2025/05/30 15:06
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