米国証券取引委員会(SEC)がウィズダムツリー(WisdomTree)のXRP現物ETF申請に対する公式検討手続きに着手したことで、XRP価格が強い上昇傾向を示すだろうという見通しが出ている。

XRPのテクニカル分析は現在、強気転換シグナルとして知られる下落くさび型パターンを形成しており、突破時に最大48%上昇して3.40ドルまで達することができるという分析が提起された。

日足チャートで、XRPは下降くさびパターンの上限抵抗線である2.42ドルを再びテストしている。この水準を突破した場合、強い上昇が促され、くさび型パターンの技術的目標価格である3.40ドルまでの上昇が期待される。これは現在の価格から約48%の上昇余力である。

技術的に、下降くさびパターンは、安値と高値が次第に狭まりながら収束する形状で、通常、下落トレンドの弱化を意味する。このパターンが上限を突破すると、強い上昇につながる傾向がある。

相対強度指数(RSI)は4月8日時点の31から現在47まで上昇し、買いが徐々に強くなっていることを示唆している。

ただし、上昇を続けるためには、まず2.20ドルの支持線を維持する必要があり、その後、2.60~2.80ドルの主要抵抗線を突破する必要がある。

暗号通貨トレーダーであるCryptowzrdは、「XRPが依然として下落ウェッジパターンを維持しており、これを上方突破する場合、2.80ドルの抵抗を通過し、最終的に新たな史上最高値に向かうことになるだろう」と予想した。

上昇期待感の核心は、SECのXRP現物ETFの検討開始だ。SECは先月27日、ウィズダムツリーのXRP現物ETF商品に対する公式検討を開始し、21日間の公開意見収受と最大240日間の審査期間に突入した。 このETFは、CME CFリップル-ドル基準為替レートを追跡し、投資家にXRPを直接保有しなくても間接的に投資できる手段を提供する。

一方、XRPは29日午後1時25分現在、仮想通貨相場サイトコインマーケットキャップで24時間前より0.92%下落した2.28ドルで取引されている。
2025/05/29 15:06
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